「掃除ができるかどうかは、結局その人の性格次第だよね」
そんなふうに言われてしまうと、
もうそれ以上どうしようもない気もします。
確かに、
それも一理あるのかもしれません。
でも、
私や娘たちのように
とにかく掃除が好きじゃない人間からすると、
「性格で片づけないでくれ…」
と、つい言いたくなります(笑)
出来ることなら、
・頑張らなくても
・気合いを入れなくても
・いつの間にかキレイが保てる
そんなウルトラC的な仕組みを
家そのものに組み込みたくなるものなんですよね。
そもそも、
・散らかりにくい仕組み
・埃が溜まりにくい仕組み
・モノが増えにくい仕組み
・勝手に掃除してくれる仕組み
…理想を言えばキリがありません(笑)
(最後のひとつは、ルンバが頑張ってくれていますが)
そんなことを日々考えながら
この仕事をしているわけですが、
実は「ズボラな人ほど助かる家づくりの工夫」は
ちゃんと存在します。
今回はその中から、
特に効果の高いものを
いくつかご紹介していきますね。
✔️まずは「散らかりにくい仕組み」から
最初にお伝えしたいのが、
家が散らかりにくくなる仕組みについて。
これは大きく分けて、
次の2つです。
1つ目が
「子供部屋を1階につくること」
そして2つ目が
「キッチン背面に広めのパントリーをつくること」
です。
まず、子供部屋について。
子供部屋を2階につくっても、
子供が小さいうちは
ほとんど使われませんよね。
しかも、
リビングやダイニングに散らかるモノって、
だいたい子供のモノじゃありませんか?
おもちゃ、絵本、ランドセル、工作、
なぜか床に落ちている謎の紙切れ…。
(うちは折り紙がばらまかれています)
だからこそ、
リビングから近くて
しかも階段を使わず
水平移動だけで行ける場所に
子供部屋をつくる。
これが、
散らかりにくい家にするための
かなり有効な方法だと考えています。
次に、
キッチン背面のパントリー。
ここを少し広めにつくっておくと、
本当に助かります。
なぜかというと、
・食材
・日用品
・ストック品
・細々した生活用品
こういったものを
まとめて隠せるからです。
さらに、
ついついペタペタ貼ってしまいがちな
冷蔵庫のメモやプリント類も
視界から消すことができます。

キッチンは、
どうしてもモノが集まりやすい場所。
だからこそ、
キッチン周辺に
「まとめてしまえる収納」があるかどうかで、
使い勝手も、見た目も、
大きく変わってきます。
食品ストックだけでなく、
・ハサミ
・爪切り
・文房具
といった
リビングで使いがちな細々したモノも
ここに集約できると、
管理が一気にラクになりますよ。
さらにもうひとつ。
キッチン前のカウンターは、
できるだけモノが置けないつくりにする。
これだけでも、
LDKはかなりスッキリします。
というのも、
カウンターって
ちょうどモノを置きやすい高さなんですよね。
「ちょっとだけ」
「あとで片付けよう」
そう思って置いたモノが、
気づけば常設展示状態…。
しかも、
キッチンカウンターの上は
リビングやダイニングから
一番よく見える場所。
だからこそ、
置けない=散らからない
という仕組みをつくっておくのが
ズボラさんには最適です。
こちらの写真のキッチンは
こういった理由から
あえてカウンターを作っていません。

✔️埃が溜まりにくい家にするには?
次にお伝えしたいのが、
埃が溜まりにくい仕組みについて。
ポイントはとてもシンプルで、
埃が溜まる場所そのものを減らすこと。
そのために意識しているのが、
「スッキリとしたおさまり」です。
例えば、室内ドア。
一般的な高さ2mのドアを使うと、
必ずドア枠ができて、
その上に埃が溜まります。
でも、
天井まであるドアを使えば、
その“溜まり場”自体がなくなります。
例えば、窓。
窓枠があれば、
そこにも埃が溜まりますし、
カーテンをつければ
レールの上も掃除ポイントになります。
一方で、
窓枠をなくしたり、
曇りガラスを使ったり、
設置高さを工夫すれば、
カーテン自体が不要になるケースもあります。
そうなれば、
掃除する場所は
確実に減りますよね。
例えば、ニッチ(飾り棚)。
空間のアクセントとしては素敵ですが、
そこにも例外なく埃は溜まります。
しかも、
モノが置いてある分、
掃除はしにくい。
「掃除を増やしたくない」
そう思われるなら、
ニッチのつくり過ぎには
ちょっと注意が必要です。
そして、
キッチン前のカウンター。
ここは特に、
水や油が混ざって
埃が固まりやすい場所。
だからこそ、
最初から
「モノが置きにくい」
つくりにしておくことが、
後々かなり効いてきます。
このように、
スッキリを意識するだけで
掃除の手間は
確実に減らせます。
ちなみに、
2階建てにすると必ずできる「階段」。
踏板だけでなく、
幅木、手摺、ブラケット…
実は埃が溜まりやすく、
しかも掃除しにくい場所の集合体です。
そう考えると、
平屋にすること自体が
埃掃除の手間を減らす
“隠れたメリット”だったりもします。
いかがでしたか?
今回はここまでにして、
次回は
「モノが増えにくい仕組み」
について考えていきたいと思います。
次回はモノとコストが増えにくい家づくりについて
お伝えしますのでお楽しみに!
